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オウンドメディアとランディングページの違い

投稿日:はじめてのオウンドメディア

オウンドメディアとランディングページの違い

デジタルマーケティングでよく利用されるキーワードに、オウンドメディアとランディングページがあります。

どちらも、Webページのことを指しているのですがこの2つには大きな違いがあります。
今回は、オウンドメディアとランディングページの違いをご紹介します。


こんにちは。BlueAgeです。

BtoB事業者向けにオウンドメディアを活用したコンテンツマーケティングのコンサルティングを行っています。コンテンツマーケティングやオウンドメディアと聞くと、「難しそう」「続けるのが大変そう」と思うかもしれませんが、実は低コストで始められて効果は抜群のマーケティング手法なのです。

この記事ではオウンドメディアの基本をご紹介していきます。

オウンドメディアとランディングページの具体例

オウンドメディアは自社のメディアです。
一方で、ランディングページももちろん自社で準備するサイトです。

そのため、この二つの違いが分かりにくいかもしれません。

最初に実物を見ていただく方が違いが分かりやすいと思いますので、オウンドメディアとランディングページの具体例を紹介します。

オウンドメディア

以下は、BlueAgeが運営しているオウンドメディア「たすけてACCESS」です。

たすけてACCESS

マイクロソフトAccessの利用方法や活用事例、開発時のTIPSなどのお役立ち情報を発信しています。

ランディングページ

こちらも同様にBlueAgeが運営しているランディングページです。

こちらは具体的なサービスの内容や価格、どんな課題を解決できるかという情報が掲載されています。

実際に見ていただくとオウンドメディアとランディングページは、掲載しているコンテンツやページの体裁などが違うものだということがお分かりいただけるかと思います。

オウンドメディアとランディングページの違い

具体例を見ていただいた上で、オウンドメディアとランディングページの違いを体系的に整理します。
以下にまとめてみました。

オウンドメディアとランディングページの違い

オウンドメディアの目的とコンテンツ

オウンドメディアはマーケティングにおいて集客を目的としています。
つまり、自社やサービスのことを知らない人にまずは知ってもらう、人を集めることが目的です。

全く知らない会社の商品やサービスをいきなり売り込みされても興味がわかないし、時間をかけてじっくり読んだりはしないですよね?

そのため、集客を目的とするオウンドメディアに掲載するコンテンツは、自社の紹介ではなくユーザーの悩みを解決するお役立ち情報です。

〇〇という課題を解決するにはどんな手段があるのだろう?、〇〇をするときにはどんなことに注意すればよいのだろう?、〇〇を実際に導入している企業はどんな成果がでているのだろう?、といったユーザー目線の課題に具体的に答えていく記事を作っていきます。

オウンドメディアの集客

また、集客を目的としたメディアですので、それ自体が集客ができないと意味がありません。
主な集客経路は検索流入、つまり、Googleなどの検索エンジンで上位表示されてユーザーがサイトに訪問することです。

これを実現するためにはキーワードの設計が欠かせません。自社のサービスに興味・関心を持ちそうなユーザーが何に困っていて、どんなキーワードで検索を行うか、そしてそれに応えるコンテンツはどんなものか、を徹底的に考えてコンテンツを磨き上げることで検索順位を上げていきます。

オウンドメディアのページ数と更新頻度

オウンドメディアはユーザーが検索するキーワードごとに記事を1ページ作成します。
そのため、多くのページが必要になります。

また、継続的に記事を出していくことで検索順位の上昇やファンの定着化が見込めますので更新頻度は比較的高く、週に1~2本の記事を継続して出していくことが望ましいでしょう。

ランディングページ

一方でランディングページはページに来た人からの問い合わせ、資料請求などの具体的なアクション(コンバージョン)を獲得することを目的としています。

そのため、内容はサービスの紹介がメインで、ユーザーの課題、課題の解決方法、他社差別化点、商品・サービスの効果、導入事例、価格、よくある質問といった要素で構成されます。

ページは1ページの縦長で構成され、コンバージョンが目的なので他のページに遷移しないようにあえてメニューなどを表示しない構成にするのが一般的です。

オウンドメディアとランディングページの使い分け

上記のような違いがありますが、オウンドメディアもランディングページも、デジタルマーケティングの手法の中で見込み顧客からの問い合わせを獲得するという目的を達成する手段です。

オウンドメディアとランディングページは以下のように使い分けを行います。

オウンドメディアから問い合わせまでの流れ

つまり、オウンドメディアで検索流入を増やしてランディングページへ誘導することで、最終的な問い合わせフォームでの問い合わせ数を増やす、という流れです。

ランディングページはサービスの紹介がメインなので、サービス自体に興味がある人以外はまず閲覧しません。そうするとそもそもランディングページを見る人の母数を増やすことはランディングページだけでは難しくなります。

そこで、サービスに限らないより一般的な悩みを解決するためのコンテンツをオウンドメディアで提供し、「この分野について詳しい会社だな」「ここなら安心して頼めそうだ」という信頼感を醸成した上でランディングページへ誘導するのがオウンドメディアの役割です。

そのため、オウンドメディアでは自社のノウハウや事例を惜しみなく公開しましょう。

ひょっとすると「自社の専門的ノウハウを公開してしまったら誰も商品やサービスを買わないのではないか」と不安に思われるかもしれません。しかし、実際には企業のノウハウというのは蓄積された経験があって生きるものですし、記事を読んだだけで一朝一夕に真似できるものでもありません。

高い専門性、経験に裏打ちされたノウハウを公開している会社であれば、結果的にはサイト訪問者はその会社に頼ってくるものです。

オウンドメディアとランディングページの取り組み順

最後に、オウンドメディアとランディングページの取り組み順をご紹介します。
オウンドメディアとランディングページはどちらから取り組むのが良いでしょうか。

答えはランディングページが先、です。
その理由は、マーケティングの目的から考えれば理解が容易です。

特にBtoBビジネスにおいては、受注を最終目的とした際に、マーケティングの目的は見込み顧客からの問い合わせの獲得です。

この目的に沿って各種のマーケティング施策が実行されるわけですが、その取り組み順は「最終的な成果に近い方から」取り組む方が成果が出やすくなります。

オウンドメディアで一生懸命集客しても、ランディングページの作りや見栄えが悪くて問い合わせにつながらないようでは意味がないですよね。
そういった観点で、まずはしっかりしたランディングページを作成し、その上でオウンドメディアからランディングページへ送客していくのが王道です。

これを図にまとめたのが以下になります。

この図は、見込み顧客を左上から右下に誘導して、最終的に問い合わせフォームで問い合わせを獲得する流れになっています。

この場合のゴールは右下の問い合わせフォームですので、そのひとつ前のランディングページをまずはしっかり作ることが最優先ということです。

以上、オウンドメディアとランディングページの違いをご紹介しました。


オウンドメディアを使ったマーケティングに成功すれば新規顧客を継続的に獲得できます。
しかし、自自分一人では始められない、なかなか続かないという課題をお持ちの方も多いでしょう。

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